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季刊誌「せおと」-fileNo.003-みんな「不平等」を平等に持っている

fileNo.003みんな「不平等」を平等に持っている

『天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)の心』

「天上天下唯我独尊」は、お釈迦さまがお生まれになってすぐ、七歩歩いて右手で天を、左手で地を指し叫ばれた言葉と言い伝えられています。余談ですが、お釈迦さまはお母さまの「麻耶(まや)夫人」が産後のひだちが悪く亡くなったため、継母【麻耶夫人の実妹つまり叔母】に育てられています。本題に戻りますが、「天上天下」はこの世の中というかこの世界【宇宙】と考えていいと思います。
「唯我独尊」は「ただ我れ独り尊し」で、自分という存在の尊さ、大事さを言っているのですが、自分以外の誰かと比べて自分の方が大事【尊い】ということではないのです。つまりAさんもBさんもCさんもそれぞれが、「唯我独尊」だということなのです。Aさんもこの世の中にたった独り、Bさんも誰とも変われないたった独り、Cさんも代替不可能な独り、そういう意味の「唯我独尊」なのです。
そもそもお釈迦さまは、釈迦族という部族【?】の皇太子でしたから、人間を代表して人のひとりひとりの尊厳さを表明したかったのです。この地球上に64億人の人がいるのに、私【自分】という人間はここにいる私たった独りなのです。あなたもたった独りなのです。
また、この「天上天下唯我独尊」には、個人の尊さ・大事さを表明すると同時に、平等についてのメッセージも託されているようです。一般的に平等は私に有ってあなたにも有るのであり、私も持っているしあなたも持っているのです。ですがこの言葉に依(よ)れば、私に有ってあなたには無いのであり、あなたに有って私に無いということです。つまり誰も持っていないものを私は持っているのであり、他の人が持っているものを私は持っていないし、持てないということです。私はここに絶対の平等を観るのです。どんなに願っても私はあなたにはなれないし、あなたは私になれない。この境地を絶対的平等の世界と呼びたいのです。絶対的平等の世界は比べることを拒絶します。そうです、人と人は比べられないのです。
何物【何者】にも代わることのできない、たった独りの人生だから「天上天下唯我独尊!」と胸を張り、お隣の天上天下唯我独尊さんと仲良く共に生きたいと願うのです。

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